教育支援事業報告エネルギー・環境教育セミナー 報告書|教育に関する調査・アンケート結果  

 

「エネルギー・環境教育セミナー」アンケート 集計結果




参加者アンケート集計結果



調査期間 平成20年11月27日(木) セミナー終了後
調査対象 セミナー参加者 168名
回  収 102名 (回収率61%)

[調査概要]
1. あなたの所属について該当するものに○を付けてください。
 
2. 学年ごとのエネルギー教育の実施状況
(1) 基調講演を聞いていかがでしたか?
 
(2) 実践校による事例発表はいかがでしたか?。
3. 国のエネルギー広報のあり方についてご意見をお聞かせ下さい。
(1) 国からのエネルギーに関するメッセージや情報発信は、国民に十分伝わっていると思いますか?当てはまる項目を一つお選び下さい。
 
(2) 学校教育では各教科等において環境に関する学習の一層の推進が重視されてきていますが、環境教育やエネルギー教育が必要だと思いますか?
 
(3) エネルギーのことで、あなたがもっと聞いてみたい、知りたいテーマがあれば下記の中から3つ選んでください。
4. [国のエネルギー広報について]
3-(1)で「あまりそう思わない」または「そう思わない」とお答え頂いた方に伺います。どのような情報発信をすれば、国からのメッセージが国民に十分伝わると思いますか。[自由記述]
(回答数:22件)

(1) テレビなどで体験活動ができない人や講演etcを聞かれない人のために見せることはできないか。
(2) 国がエネルギー危機に対して本気で取り組む姿勢。国がエネルギー危機にどう取り組もうとするか、政治家トップの発言(日本が生きる方向を示して欲しい)
(3) 福井県のようにもっともっと現場や学校へアクセスしてくださる(PR活動も含め)ことも大切かと思う。
(4) テレビの影響は大きい。番組やCM等
(5) 現場にあった内容を具体的な方法で発信しないとわかりにくい。内容は詳しくても、あとはそれぞれでやれと言われてもできない。
(6) 福井県は原子力発電所が多くありますが、原子力エネルギーの良さがあまり子どもたちに伝わっていないと思う。まだ恐いといったイメージが強いのではないでしょうか。
(7) 財政を伴った思い切った施策をからめたものでないと切実感が出てこない。国民一人一人に関わるものがあれば真剣に考えるようになると思う。
(8) CMをつくる(TV等)
(9) 広報の仕方はたくさんあると思うが、どれもメリット、デメリットがあると思う。地道にやっていく事が必要だと思う。これから学校教育でエネ教育を広く進めていけば、自然とエネルギーについて理解が広まっていくとも思う。
(10) 発信する側より発信される側の受け止め方が大切。
(11) エネルギー教育を受けた子供からの発信。大人からのメッセージは大人には伝わらない。(きちんと受け取ってくれない)
(12) 伝え方に問題というよりも国民の側にエネルギー問題という敬遠する意識が強い。広報する側としては地道に長く継続することが肝心。
(13) 何をすれば良いのかは伝わっていると思うが、これが私たち国民にとってどのような意味があるのかが十分に内面化されていないと思う。十分にエネルギーを使えない国との比較からメッセージを発信すれば、もっと自分たちのエネルギーの使用状況について反省すべき点が見つかると思うので、そこをうまく生かして情報を発信すればよいのではないだろうか。
(14) TV、ラジオによる発信
(15) 新エネルギー利用自動車の見直しを示すと良い。
(16) 私たち一人一人にはどうしても「自分一人ではどうにもならない」という気持ちがどうしてもあるので、それを打ち破っていくような強力なメッセージ発信が必要だと思う。あらゆるマスメディアを活用すべき。
(17) オイルショックのようにエネルギーショックなるものをシュミレーションした映像などのメッセージを発信していくと理解が進むと思われる。環境にやさしいエネルギーの取り入れ方(生活への)を具体的に(経費も含めて)示すことで、関心が深まると思う。
(18) 長期的に見れば学校教育の場で知識を身につけ、主体的に考え、行動できるようにする支援があれば…。
(19) 「CO2 -6%」これひとつとっても何もできない日本人の上をエネルギー・環境教育の情報の他情報があふれすぎていて、ただ情報が人の上を流れているだけ。エネルギーに関して国民に十分しみ込む方法があるのか?
(20) インターネット上での広報活動。
(21) 学校ではエネルギーについて結構関心を持ち、それなりの取組みをしていると思うが、地域や一般家庭内での啓蒙がやや足りないと思う。
(22) テレビや新聞などのメディア利用ももっと増やすべきだと思う。
5. 今回のセミナーに関してのご意見やエネルギー・環境教育推進のためのご意見等について自由にご記入ください。[自由記述]
(総回答数:31件)
(小学校 回答数:22件)
(1) 秦氏のやっていること、話がとても夢が持たれ、新鮮な思いで聞くことができた。
(2) セミナーについては全体として有意義でよかったと思う。ただ、本校の場合すでに出張の決まっている先生が多く、それ以上は無理で自分しか来られなかったのが残念です。
(3) 学期末の時期、開催時期にあと一工夫欲しい。意欲・関心・興味があればどの時間でもよいのでは…とも思うが。
(4) 秦氏の説明が一番わかりやすかった。しかし次回も、という気にはなれない。学校現場では多くの課題があり、エネルギー・環境教育は余裕があれば取り組みたいものとの認識である。その考えが少し変わってきたという成果はあった。
(5) 実践校の発表はとても良かったと思う。もっと多くの教員に参加してもらいたいと考えていますが、他の研究会との兼ね合いで難しい。夏休み中などに実施して頂けるとありがたい。
(6) これからエネルギー・環境教育を進めていく上で、いい刺激を受けた。いい勉強をさせて頂いた。エネルギー・環境教育を通して子供達の価値観の形成、人生観の形成にまで考えられると思う。
(7) 持続可能な社会を作っていくためエネルギー問題をしっかり考えていくことは重要で、学校教育の中でしっかり取り組まなければいけないことを認識した。
(8) 情報を下さい。
(9) 身近なところ(里山)、エネルギー環境教育を核にし、見方、捉え方を変え、職員で協力して取り組むことが大切だと思う。
(10) 今回は時間の関係で小中の分科会となっていたが、小中連携という面から考えると、小学校で学んだことをベースに中学校ではどのように発展させるのかがわかるような取り組みも必要だと思う。
(11) 産学の連携は学校にとって非常に有効だと思う。
(12) 実践校による発表は役に立って、実際参観させて頂きたいと思う。
(13) 秦さんの発表が大変良かった。もっと詳しく聞きたかった。
(14) 取組みの参考にするためには、少しでも詳しい資料があるといいと思うので、発表校の負担になると思うがもう少し詳しい資料が欲しい。活動を広めるためには必要だと思うがいかがでしょうか?
(15) エネルギー教育についての発表があったが大変良かった。本校の取り組みはまだ弱いと思うので、何とか広め、深めていく方策が必要だと思った。とにかく地道な取組みしかないと思う。
(16) 教育課程の中に取り入れ方が難しい。良いことだと思うが時間が必要。
(17) 学校にエネルギー環境教育を確実に根付かせるための第一歩は、校内組織の中に専任教師を設置することではないかと思う。そこから校内に広げていくことがよいのではないか。
(18) とても参考になった。
(19) 公共交通機関がどんどん廃止されているのはガソリン等の価格には関心があるが、エネルギーには関心がないことの証明でないでしょうか。
(20) 今回は2校とも新設校となり施設面で違いが見られる。
(21) もう少し小グループの話し合いがあってもよかった。
(22) 事例発表ははじめに日本原子力開発の事例発表があって、小学校中学校別になっていたことは良かったと思う。はじめの発表で大きな教育目標のようなものをイメージでき、それについて小学校ではどんな取組みができるのが事例を聞いて考える事ができた。エネルギー環境教育では学校だけでなく、産学、官民などとの連携が重要なのでその点でも参考となった。

(中学校 回答数:3件)
(1) 秦様の発表はとても良かった。メッセージ性があり、学校との連携のスタンスが明確で聞いていて納得した。ありがとうございました。
(2) 「科学的~ 」についてわかりやすく講演していただきました。ありがとうございました。
(3) 現在、エネルギー環境教育として特別なものとなって行われている教育が、自然なものとして各教科等で行われることを期待したい。

(その他 回答数:6件)
(1) 教科学習としていかに実践していくかということの時間の生み出し方が難しい。
(2) エネルギー・環境教育が社会にもたらす役割を勉強でき、大変ありがたかった。エネ・環境教育はこれから生きていく上で、必ず考えていかなければならない大切な事を学ぶ場として、今後ますます重要になると思う。子供たちの人間力がアップするような取組みとなれば良いですね。
(3) 実践校による発表は良い刺激にもなるし、参考にもなって、学校関係者でなくても良い内容と感じた。
(4) 現状に沿った実践校の発表が聞きたい。今回の発表はすばらしいものだったが、環境が整い、恵まれていると感じた。
(5) 各校前向きな取り組みを聞いたが、やはり次のステップとして家庭や保護者と協力できるかがポイントになると思う。
(6) エネルギー教育と環境教育が別もので扱われるケースが多い。それぞれの関連を十分に知り、一体ものとして教えていく必要があると思う。委員長賞を受賞された原子力機構のプレゼンは?PR色が気になった。
6. 環境教育やエネルギー教育について、貴校で実施する上で何か問題点などあればご記入ください。[自由記述]
(総回答数:32件)

(小学校 回答数:18件)
(1) 理科を愛する教員が校内の仕事のバランスの中で、理科、エネルギー教育に専念できない。時間がない。エネルギー教育は大切だと20年ほど前から思っているが、目先の仕事、生徒指導、部活、その他多くの仕事に時間をとられた。現在は立場を変え、理科教員を支援したいが、担当は担任、教務等…と多くの仕事を持ち、強くはすすめていけない。
(2) 現行指導要領では総合的な学習の時間に主に位置づけているが、H23年度からの時間数減少が実践化に影響するのでは…と少々心配。
(3) まだ個人に任されている部分が多く、全体教育計画をきちんとつくらなければいけない。本校では一つの学年だけのテーマ学習になっており、全校での取組みができていない。
(4) 授業時間の確保
(5) 低・中・高の系統性が十分にできていないこと。
(6) 総合的な学習の時間の計画を大きく見直すことが必要。やるべきことが多い中で、どのような教育課程を組んでいくかが大事で難しい。
(7) 前年踏襲の考え方が強く、取り組んでもイベント的なものになってしまい、近視眼的な見方の職員が多い。たくさんの課題を個々に取り組んでいこうとして疲れ果てている。中央台東小学校の先生方のような見方で子ども達の指導にあたっていけるといいと思った。
(8) 子供たちには意識の向上等がみられるようになってきたが、指導する教職員の意識等のマンネリ化を防ぐ方法等があれば聞かせて欲しい。子供たちに教育効果が上がれば良いことですが…。
(9) カリキュラムの作成
(10) 全員のモチベーションが高くなく、必要性を実感していないので、呼びかけてもなかなか取組みが活発に行われない。
(11) 将来の地球にとって非常に重要なことであるが、学校には学力、英語、心の教育等現実には対処しなければならない問題が数多くあり、本当に難しいというのが実際のところである。
(12) 時間がない。
(13) 環境教育は取り組みやすいが、エネルギー教育を加えることが難しい。
(14) 理科の専科教員が一人しかいない。エネルギーと環境はセットで考えなければならない問題であるのに、そういう認識を持っている教師が少ない。
(15) 教職員の多忙化につながる。
(16) 子ども達の2050年頃のリスクを正しく知りたい。脅かしにしかなっていないものが多い。
(17) 低学年からの積み上げがないため、高学年担当になってエネルギー教育について取り組もうとしても、児童の興味、関心を喚起するのにエネルギーと時間がいる。
(18) 教員が多忙化していて、環境教育やエネルギー教育など本日の実践発表でも感じた各教師の自主的な指導の工夫、教師自身のこの種の教育に対する必要間などについて、同僚や職場等でもゆっくり議論したり自主研修したりする余裕がない。生活者の理科教育を生徒にすすめる教師も生活者なので、この視点を日頃より意識していなければならないと感じた。

(中学校 回答数:9件)
(1) 授業時間の確保
(2) 年間カリキュラムをどう組むのか?事例が少なく、マンパワー不足。
(3) エネルギーを自分たちが使用しているということの認識が浅いと思う。まずそこから始めることが大切ではないかと思う。エネルギーのない生活はどのような生活かを体験することから始めることも良いと思う。
(4) 予算面での手当、時間数の確保、専門的知識を持った人材の確保。
(5) ハード面の充実(機器、器材等の整備)の不足。エネルギー教育を取り扱う理科、技術、総合等にまたがったカリキュラム整備。
(6) 各教科におけるカリキュラム作成の労力、時間etc…
(7) カリキュラム、時間の確保。
(8) 時間の確保、教材研究
(9) 各教科間の連携(教員間の共通理解など)

(その他 回答数:5件)
(1) 1年生から3年生までに連続性をもった学習のデザインが難しい。
(2) 私は親の立場なので詳細はわかりませんが、専門的な知識も多々含まれ、現場の先生方で十分対応できるものか疑問。また、分野として理科、社会ひいては道徳といった観念的な教育もからんでくると思う。新たな教科のジャンルとして取り組んだ方が良いかもしれません。専門的な知識を持つ講師を派遣する形も考えられるかも…。
(3) 研究機関をはじめ色々な機関や大学、地域等を活用して欲しい。
(4) 予算(独自のもの)、時間的余裕がない。
(5) 「環境教育」と「エネルギー教育」を分けるべきではないと思う。教科間の連携(教員間の連携)が難しいのでは。(教員の意識改革が必要か)

 

 

 

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